アンテナと感度 其の弐 「Tsubasa(Nubian)から学びやしょう」
- SS from monogrande
- 2018年11月9日
- 読了時間: 6分
更新日:2019年1月14日
前回コラムを少し振り返ります。
僕は
やりたい事がない。
好きな事が見つからない。
そういう人の気持ちが
よく分かららへんっす。
かといって否定もしないですが
そーゆーほとんどの人は、
無意識的になっちゃってるソレが
自分の好きな事だって
気づいてないだけ。
若しくは、
世間体ってやつに毒されてもて、人生のどこかのタイミングできっとあった「アレやりたいコレやってみたい。」 がいつの間にか過去の夢になってる人。
そういう人ほど自分のやりたい事を「夢」とか「理想」みたいに大きく捉えて、勝手にハードルあげてるんちゃうかな。
例えば、
自分が小学生だとして、足が速くなってクラスの人気者になりたい!そう思った時、どうします?
まずGoogleのサーチエンジンで足が速くなる方法を調べて、まとめサイトに載ってるいくつかの手段を組み合わせて自分が出来そうなものを分析して、
近所のスポーツ用品店で軽量化されたウェアとアシックスのシューズをパパとママにお願いして買ってもらう。あ、走る前にするストレッチも調べておかないと
.
.
.
いや、はよ走れや(笑)
ってなるっすよね。
例え話大袈裟やけど、やりたい事見つけられんて人も僕個人の印象だとそんなイメージです。
おもしろそうやな〜ってなったら
なんとなくでいいから
やってみたらいいんじゃないかな。
そこでハマったら勉強して
道具揃えてってすればいいし
そうでもなかったら辞めればいいし
アンテナと感度 其の弐
written by SS(ダボエス )
平坦で、いわゆる平々凡々な
人生が自分は好き。
そういう人も少なからずいて、
それはそれでいいね。
って、素直に思うし
真っ向から否定する筋合いも
持ち合わせてない
そうは言っても、
自分の周りには面白いことを
してるやつがいっぱいいるから
やっぱりそういう生き方が
好みになっちゃうんですよね。
このWHIZ MAGAZINEを支えてくれている撮影班の馬場くんもその1人。

彼は、アルバイトで作った金の大方をコツコツ貯金して貯金して海外に行って、大好きなUSラップやフレンチラップを生の現場で感じてる。

↑
これはいつかのコラムで紹介した、僕が馬場くんに対してこのWEBメディアのカメラマンをしてくれないかとラブコールを送るきっかけになったHard Headのワンカットなんだけど、今見てもやっぱり食らう。
インスタグラムの流行もあって、今は一眼ユーザーもかなり増えて、世の中には写真を撮る人がたくさんいる。
中には、持ち合わせたセンスや毎日の研究によって撮影技術に長けた人も大勢いて。
でもこれは、HIPHOPが好きな人だからこその威力を持った1枚じゃないかとそう思う。
実を言うと僕はこの写真を観るまでHard Headっていうラッパーを知らなくて、この写真に魅了されたことがきっかけで聴くようになったんすよね。
勉強不足というか、まだまだイケてるラッパーがいっぱいいるなぁと実感させられたっす。
最近だとKid Inkを客演に迎え入れたこの曲ですかね。

僕と同じようにHard Headっていうラッパーが初見だって人はぜひ。
そんな馬場くんにはアッチにも友達がいたりして、現地で友達と時間を過ごしてるストーリーを観ながらカッケ〜なんてことを思ってます。笑
誰かがYouTubeっていうツールの中で眺める所にHIPHOPはない。みたいなことを言ってたけど、彼をみているとその意味がなんとなく分かる気がする。
僕もWRECKIN SHOPの映像でこのカルチャーにハマった人間として、近い将来にアメリカで生のHIPHOPを感じたいっすね。
そこで友達も出来ちゃったりなんかしたら最高。その時は馬場くん、紹介してね!笑
話が逸れたけど、
とにかくそうやって
自分の好きなことのために、僕と違ってちゃんと学校にも通いながら毎日を頑張っている姿をぼくはめっちゃ尊敬してます。
あともう1人、
このWHIZ MAGAZINEを始めた時に
「しょうたくん、
僕のことも撮ってくださいよ〜」
なんて言ってくれてた奴が。

ヌビアンのツバサ
このコラムを読んでいる人のほとんどは僕の周りにいるダンサーだったりすると思うから、きっとこの文字列だけで分かる人が大多数じゃないかな。
知らない人の為に書いておくと、
彼はHIPHOPを愛して止まない
ストリートダンサー。一応大学生。
ダンスシーンに限らずイベンターやラッパー、DJにトラックメイカーなどとも交流が深くて、愛媛出身ながらも大阪HIPHOPシーンでの存在感を日に日に大きくしている。

今回このコラムでツバサについて書く為にカメラマンの馬場くんをはるばる大阪に呼び出しまして。
撮影当日、
寝坊で2時間近くの大遅刻してきた
ツバサは後輩のリク君と現れた

特に怒りとかそういう感情はなく、馬場くんとたこ焼き食いながら待ってました笑
なんせその遅刻のおかげで
かなりいいロケハンが出来て、
しかもこの後輩のリクくんがまた
魅力的な人物でして。

彼はなんと
僕たちがまさに求めていた映像部隊。
少し作品見させてもらったけど
しっかりハマったっす。
一緒に何か作りたいって、
至極直感的に思いました。
やっぱりツバサの周りには
こんな感じで、
面白いことやってる奴が
自然と集まってくる。
類は友を呼ぶ。
この言葉がよく似合う。
あんまり褒めて調子に乗らせるのも癪だけど、僕はツバサっていう一人の男に初めて会ったあの日からずっと、異次元的な魅力を感じてます。
生意気だけど腹は立たないし、適当な言動が多いのに、そこには少なからずリスペクトがちゃんと存在しているよう気がして何でも許してしまうというか。あと、目の前にある面白いことを本気で心から楽しむ天才だと思う。純粋というか天衣無縫な感覚。だからシンプルに一緒にいてそれを横で見てるのが面白い。
あの独特の人間性にはきっと何かしらの中毒性があって、だからこそアイツの周りには色んな人間が集まるんだと、そう思います。
コイツをどこかのイベントで見かけたら
その時は一杯奢ってやって下さい。
酒を交わしながらコイツの持ってる中毒性を体感してみてほしい。

だいぶ文章が長くなってきたら少しまとめると、やり手の若手社長の周りに色んな業界のトップが集まるように、面白い事を素直に真っ直ぐに楽しもうとする人間の周りにはやっぱり面白いやつが自然と集まって来るような気がします。
自分は好きな事もないしカルチャーとか分からないしその輪には入れないなぁ。じゃなくて、面白い事を見つけられない人こそ、こーゆー魅力全開な人間たちの輪の中に一度飛び込んでみるのも手段だと僕は思います。
面白いことなんて所詮人それぞれだから、だからこそ色んなタイプの魅力を帯びた人間が集まる環境にはきっとヒントがゴロゴロ転がってる
いざ飛び込んでみると
思わぬ自分ご発見できるかも。
ダンサーの輪の中に飛び込んでみたつもりが気がつけばカメラのシャッターを押すことに夢中になってるかもしれない。ラップに興味を持って飛び込んだものの気がつけば部屋に篭ってモクモクとサンプラーを叩くようになってたりするかもしれない。
それでええと思います。
「オレはそっち系には興味なから」
なんて最初からから壁を作らずに、意外とハマってしまうかもしれない面白いナニカに出会う為にも、アンテナを張りめぐらして生きてみるのも悪くないはず。
そして面白い人間の周りで刺激を受けまくることでその感度はどんどん強さを増す。
そして次は自分自身が
誰かに刺激を与えられる人間に。
なんだか明日からの人生が
ちょっと楽しみになってきたぞ
そんな人が一人でもいれば、
このコラムは大成功。
今回撮影に協力してくれた
Tsubasaとリクくんに
感謝とリスペクトを。
そして同行してくれた
カメラマン・Yuyaにも。
彼のinstagramは
コチラから
https://instagram.com/nubian_boogie_tbs?utm_source=ig_profile_share&igshid=1d6b453410gme
以上、しみしょーでした。
あ、近々カメラマンの
Yuya Babaによる
Shooting Collectionを
投下します。
お楽しみに。
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